Pipelineパイプライン

_抗体医薬

BP1210

  • キイトルーダ®、オプジーボ®、テセントリク®に続く、新規免疫チェックポイント阻害抗体
  • 細胞傷害性T細胞の疲弊を抑制し、抗腫瘍免疫を亢進・持続する

画像

BP1210は、世界各国の多様ながん種、ステージで医薬品承認が進む免疫チェックポイントPD-1/PD-L1阻害抗体に続く、免疫チェックポイント分子TIM-3に結合し、そのはたらきを抑える抗体です。TIM-3はPD-1分子と同様に、がんを攻撃するT細胞その他免疫細胞に発現し、腫瘍局所においてT細胞の疲弊と機能不全を促します。

TIM-3による抗腫瘍免疫抑制機能を発動させる生体分子が複数存在

TIM-3を介して抗腫瘍免疫を抑制する生体分子は複数存在します(ホスファチジルセリン、CEACAM1、ガレクチン9、HMGB1など)。そのため従来のTIM-3抗体では、TIM-3を介した抗腫瘍免疫の抑制を完全にブロックすることは困難でした。そこで、二重特異性抗体技術を駆使してTIM-3と多様なリガンドの結合を強力に阻害する新規の抗TIM-3バイパラトピック抗体(BP1210)を開発しました。

BBP1210はTIM-3の多様なリガンド結合を網羅的に阻害することが可能で、従来のTIM-3抗体では得られなかった高い抗腫瘍免疫活性化能を発揮します。抗PD-1抗体の奏功率は未だ10-30%に留まります。新たな抑制系免疫チェックポイント分子TIM-3を阻害することで、抗PD-1抗体だけでは不十分ながん免疫療法の奏功率と抗腫瘍効果の向上を期待することができます。

Novel biparatopic TIM-3 antibody effectively blocks multiple inherent ligands and activates anti-tumor immunity

SITC 2021

VIEW POSTER

Page Top